プレジデントが殺害されたという知らせに、
ルーファウス様はどうしてもヘリポートに下りると言う。
 おやめ下さいという私の言葉を無視してあの方がヘリから飛び降りると、
まさにそこへテロリストの一団が現れた。


 無謀にもその一人と戦闘になったルーファウス様を護ってダークネイションは倒れ、
ルーファウス様ご自身も傷を負われた。
 許すまじ、テロリスト。


 俯いて肩を振るわせているルーファウス様は、
頼りなげで酷く痛々しく見えたけれど、
ここで甘い言葉をかけてはいけない。
 今日からこの方が名実ともに神羅の社長なのだから。
「自重なさってくださらねばいけま…」
 しかし私の言葉はそこで止まってしまった。
 何故なら――

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