あとがき







このお話は、「翼無き者達の行方ー終わりの始まり1」の、「別バージョンの続き」になっています。
ルーファウスの駆落ちの誘いに応えるツォンです(笑)
実際には夢落ちもどきなので、別バージョンとは言い切れないのですが。
この駆落ちは、最初からハッピーエンドを想定しない逃避行です。
二人とも、逃げ切れるとは思っていない。
そんな未来のない刹那的な恋愛が、タイトルとなった曲に合うなあ、と思いついて書いてみました。
でもこの曲、すごいど演歌なのよ…ロックバンドの曲なのに…(笑)

実はもう一つ書かなかったオレ設定があります。
それは、ちょっと前からオレ設定に折り込まれた「神羅一族異世界渡来人説」です。
FF10−2をみて考えていたんですが、神羅家の祖先が異世界から来たのならば、その子孫はこの世界の人々とは違っているのだろう。星にとっては、ジェノバと同じく異物なんじゃないか。
だとすれば、彼等にはこの世界の人間にはないハンデがあるかもしれない。
ルーファウスがMPゼロなのもそのせいで。
と言うわけで、逃避行を続けるうちにルーがだんだん弱っていくのはそのためです。
そのことは、ぱぱんとルーしか知らない。神羅直系だけの秘密です。
ぼんやりとそんな設定を考えていたのですが、お話に無関係なので切り捨てました(笑)

そしてうちのツォンさんは、余程偉そうなルー様が好きらしいです…