ええと…
ギャグか?というような中盤のわりに切ない系?で終わった…(ダッシュ逃げ

――ではなくて、
もっとギャグになるので削除した会話。
イメージ崩れることに抵抗のない方は反転してどうぞ

「やはりこの人選は正解だったようだ」
 そう言い放って上目遣いにヴェルドを見上げる目は、自信たっぷりに細められる。
 彼はすでに追われる獲物ではない。
 その切り替えの速さは、まさに感嘆に値する。

 だが立ち上がった彼は、小さく舌打ちをしてヴェルドを睨みつけた。
「おまえ、せっかく私が用意したものを使わなかったな」
 潤滑剤――は使ったから、避妊具の方か。
 ヴェルドは心で確認して返答する。
「失礼かと存じまして」
「何言ってる。バカか」
 嫌そうな顔をしながら、ルーファウスはこれも用意してあったらしいタオルで脚に流れ出したものを拭く。
「誰が中出ししていいと言った。おまえは良くても私は不快だ」
 さすがのタークス主任も目が点だ。
「そのような下品な言葉遣いは…」
「五月蠅い!」
 びし、とヴェルドに指を突きつけて怒鳴る。
「言葉だけ取り繕っても、意味がないだろうがっ!」
 これはルーファウスの方が正論である。
「申し訳ありません」
 ヴェルドは渋々頭を下げる。
「次からは自分で用意してこい」
「はい」
 思わず応諾の返答をしてから、
『次?』
 の単語が頭を駆けめぐる。
 次があるのか。
「他のメンバーを寄こすときも、ちゃんと言っておけよ」
「ルーファウス様…」


 書き逃げ、脱兎