女にするのと同じように、首筋から胸へと舌で辿り、ペッタンコの胸の小さな飾りを唇で挟むと、小さく声がもれた。
 うわ、たまんねえ。
 でもオレのそこはもうギンギンなのに、副社長のはやっと少し勃ち上がってきたところだ。
 オレはそれを口に含んだ。
 
「は、ぁ…」

 副社長の身体が震えて、ソレがオレの口の中で体積を増す。
 よし!
 調子出てきたぞ。
 十分に大きくなったソレを放し、副社長の脚を抱え上げて今度はもっと奥へ舌を伸ばす。
 ぐるりと周りを舐め回して、その中心に舌先を押し入れた。
 
「ん…っ」
 
 舌と指でその部分を湿らせ、拡げる。
 こんな狭いところに入るんだろうかとちょっと心配になるけど、副社長は未経験じゃないんだからきっと大丈夫なんだろう。
 指を奥まで押し込んで中を探ってみる。
 指先に感じる副社長の熱。
 目の前には拡げられたその部分。
 オレは頭がくらくらするほど興奮した。
 もう、いいだろうか。
 我慢も限界なんだけど。
 ちらりと見ると、副社長は両腕で顔を覆っていて、表情は見えない。

「副社長…。もう、いいですか?」
 擦れた声で問いかけると、
「ばか」
 と、これまた擦れた声が返ってきた。

 そこに押し当てたものを、ゆっくり進める。
 ほんとはもう、がんがん行きたかったけど、副社長相手にそう乱暴なことも出来ない。
 なんて遠慮してたら、

「もっと…早く…!」
 と副社長は焦れたように言って、自分から腰を擦りつけてきた。
 うわ。
 なに。
 こんなに積極的なのか、この人って。
 またしても思ってたのと違う面を見せつけられて、オレはどぎまぎする。
 なにもかも、予想の上を行く人だ。

「副社長!」
 オレは副社長の身体を抱きしめ、一気に奥まで自分を押し込んだ。
「あ、あぁっ」
 副社長は高い声を上げて喉を仰けぞらせた。
 その色っぽさときたらもうびっくりだ。
 これがあの冷徹とか非情とか言われる副社長だろうか。
 そんな巷の噂はともかく、オレ達だって副社長はクールな人だと思ってた。
 今オレの腕の中で、快感を持てあますように喘いでいる人と同一人物とはとても思えない。
 だけどそんなことを思う余裕があったのもそれまで。
 オレの方も、副社長の積極的な動きに翻弄され、ただそのことだけに夢中になっていった。

 
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